美容・自由診療Self-funded medical treatment多汗症・ワキガ
美容・自由診療
脇ボトックスとは
汗は、気温や運動、ストレスや緊張などを脳が感じ、汗を出す信号を汗腺に送ることで出ています。汗腺が密集している脇で汗が過剰に出てしまう疾患が「原発性腋窩(えきか)多汗症」です。ボトックスは汗の分泌をコントロールしている神経の働きを抑制し、汗の分泌やにおいを抑える作用があります。脇ボトックスは、脇の下にボトックスを注射することで、一定期間の間、汗の量を減らし、それによってにおいの改善効果も期待できます。
ボトックスとは
ボツリヌストキシン製剤は世界中で何種類もの薬剤が販売されており、「ボトックス」は、アメリカのアラガン社の登録商標です。ボツリヌストキシン製剤による治療では、「ボトックス」の知名度が高いことから、アラガン社以外の製剤を使った治療も一般的にはボトックス治療と呼ばれることがあります。
当院ではアラガン社の「ボトックスビスタ」を取り扱っています。ボトックスビスタは日本国内で製造販売承認を取得している唯一のボツリヌストキシン製剤です。また、世界80ヵ国以上で治療承認を取得しているなど、世界でも高い評価を得ています。
汗が出るメカニズム
汗は過剰な体温上昇を抑えて体温を一定に保つ役割を持っています。暑さや運動、ストレスや緊張などの刺激によって脳から汗を出す指令が全身の汗腺(エクリン汗腺)に送られると汗が分泌され、水分が蒸発する際の気化熱によって体温を下げます。多汗症は、暑さや運動などの刺激がなくても大量の汗をかいてしまい、日常生活に支障を生じる疾患です。多汗症は汗腺が密集した脇の下に生じやすく、他に手足や額などに生じることもあります。脇の下に生じる多汗症は、原発性腋窩多汗症と呼ばれており、上着にも汗が染み、腕に汗が流れるほど大量の汗をかくこともあります。また、汗の水分が皮膚の常在菌を過剰に増殖させて不快なにおいを生じることもあります。
ボトックス注射は、汗の分泌をコントロールする神経の働きをブロックする作用を持っており、汗の量を減らす効果を得られます。この効果は、1回の注射で3〜4か月持続しますので、効果が落ちてくるタイミングで定期的に治療を受けるようお勧めしています。
保険適用について
ボトックス注射は、全ての方が健康保険適用を受けられるわけではありません。保険適用されるかどうかは、医師が判断します。特別な原因なく、日常生活に支障が及ぶほど大量の脇汗が出る病気と医師が診断した場合に限り、保険適用されます。
保険適用となる脇の下の多汗症は、重度の原発性腋窩多汗症と呼ばれます。脇の下に必要以上の発汗を生じる疾患であり、気温が低く運動もしていないのに腕に汗が流れる、上着の両脇にも汗染みができるほど汗をかく状態です。
具体的な目安としては、下記の項目があげられます。少しでも当てはまる場合には、気軽にご相談ください。
半年以上前から、原因不明の過剰な脇汗が続いている
上記があって、さらに下の6項目の2項目以上に当てはまる
- 両脇に同じ程度の大量の汗をかく
- 脇の下の汗が多く、日常生活に支障が及んでいる
- 週1回以上、脇に大量の汗をかく
- こうした症状が25歳より前にはじまった
- 同様の症状を持つ家族や血縁者がいる
- 睡眠中にはそれほど大量の脇汗をかかない
治療料金
ボトックス1部位(眉間or額or目尻)(10U) アラガン
1部位 | 19,000円 |
---|
ボトックス小顔(両側)(50U)
1回 | 59,000円 |
---|---|
初回 | 39,000円 |
ボトックス腋汗(アラガン) ※麻酔代込み (50U)
1回 | 80,000円 |
---|---|
初回 | 45,000円 |
ボトックス腋汗(ボツラックス) ※麻酔代込み (50U)
1回 | 65,000円 |
---|---|
初回 | 35,000円 |